大手建設会社のマンション建設の担当者Aさんの話です。
マンション建設計画の地域住民さんとの話し合いの場で、各階の通路のフェンス壁が1.3メートル程しかないので、マンションの住人から家が丸見えになる。フェンス壁を高くして見えないようにしなければ、建設を認めないという要求がだされました。
でも、Aさんは、設計部署の責任者は外観デザインを重視しており、簡単に変更してくれないことを知っておられます。
そこで、Aさんは、設計部署の担当者の方に、「マンションからの飛び降り自◯防止対策」として、1.3メートルのフェンス壁の上部に1メートルの半透明プラスチック板を設置することを提案されて、設計変更の許可がおりたのです。
Aさんは、マンションのフェンス壁が簡単に乗り越えられる設計だと、自◯者がでると設計部署の責任になるので、設計部署の担当者が上司に説明しやすいだろうと考えて資料をつくったんだそうです。さすが！
相手の立場を考えて説明すると言っても、相手が何を考えているのか、一定の経験や知識がなければ、なかなか想像できないですよね。こんな時に「経験の差」ってでるんですね。
いい担当さんで良かった！ありがとうございます。
