最近、お客様から頂く仲介手数料を無料にすることについて、SNSでの賛成・反対の投稿を見かけることが多くなりました。
仲介業者起点で考えるから、このような賛成・反対問題につながっていると思っています。

買主(消費者)さん起点で考えれば、
「100万円以上もの仲介手数料を払うその中身は何?」
「何にどれだけの経費がかかっているの?」
「宣伝費、人件費なんてのは買主には関係ないよね。じゃあ一体、100万円払って私の利益は何?」

買主さんのこの問いに対して、「3%+6万円が手数料です」ではなくて、具体的な積算見積もりを提示されたことありますか?
(偉そうなこと言ってますが自戒込めてます)

売主さんと買主さんがVS関係だと考えれば、利益相反が前面に出てくるので、そもそも同じ仲介業者さんに依頼する(両手仲介)のは如何なものか。

でも僕は買主さんと売主さんは敵対関係じゃないと思っています。
不動産仲介業は「仲人」だと思っています。今でいう「出会い系結婚サイト」かな。
男性は有料、女性は無料なんてよくありますよね?結果的に両者が幸せになれればOKですよね?

利用者(消費者)起点で考えれば、「その方がうれしい」=「利益になる」方法として、仲介手数料無料も一つの在り方だと思っています。
そのためには、経営モデルを考え直し、システムを考え出す必要はあります。

「法律がそうなっているし、そういうもんだと思っていた」っていうのが僕も含めて一般的なんじゃないかな・・・。
でも、公社民営化、郵政民営化、インターネット化、デジタル化、iPhone登場、などなど、逆戻りは多分ないですよね。

お客さま起点で「何故こうなっているんだろう」「こうなったらいいのに」「こんなのあったら便利なのに」「僕ならこうしてほしいな」を考え続け行動していきたいと思っています。