お客様から「長期優良住宅っていいんですか?」ってご質問をいただきました。
近年は、建売住宅でも「長期優良住宅」認定の物件があります。
「長期優良住宅」とは、チョット専門的に言うと、「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」で「構造及び設備が長期使用構造等であるもの」と定められ、耐震性や省エネルギー性、劣化対策など数項目にわたる認定基準をクリアーしたと国が認める住宅ということです。いい住宅であることは間違いないでしょうね。
一般の分譲住宅でも十分に性能の良い建売住宅が多い今、長期優良住宅を選ぶメリットは、住宅ローン控除や地震保険の割引などがあることと、優良住宅であると政府からのお墨付きがあるので売却するときに売れやすいかもしれないことでしょうか。
その代償として、「長期優良住宅」は最低でも10年ごとに30年間は点検を受ける法定義務があり、これをしないと認定が取り消され減税分を返還しなくてはならない恐れがあります。
家を長く快適に住まうには建ててからも点検補修が必要なのは長期優良住宅であってもそうでなくても同じなのに、家の点検やその記録保存が法定義務で報告を怠ると罰金30万円だといわれると・・・。
最初の10年目の点検でさえ、修繕費用が250万円だったと伺いました。これでは減税や補助金がもらえてもねぇ。 住宅選びの際のご参考まで。


